KATTE

パフォーミングアーツや社会学のことについて、勝手にあれこれ書いています

2023-01-01から1年間の記事一覧

「ボドゲー的孤独感」のこと

どこも混んでいるし、友だちは実家に帰っているし、かといって何もしないのも、なんとなく怠惰な気がして罪悪感すら感じるから、年末年始ってば、苦手だ。 今年から、わたしはパートナーと一緒に暮らしているのだけれども、年末は、パートナーは忘年会に行っ…

はて、読みにくい自己紹介

期せずして、前回に引き続き、自己紹介について、書く。 ただ、いろいろ書きすぎると、へんにストーリー化してしまう嫌いがある。たしかに、ストーリー化して物事を語るのは簡単だし伝わりやすくもあるのだろうけれど、ストーリーであればあるほど、どの自己…

自己紹介のこと

ひとに自分が誕生日であることを報告するのが、わたしは苦手だ。ちょっと気恥ずかしい感じがしてしまって自分から言い出すことができない。だからといって、祝ってほしくないというわけでは決してなくて、むしろ、おめでとう的なLINEが殺到することを、心の…

ラジオのこと

わたしは、ダラダラとしゃべっている時間が好きで、ラジオやポッドキャストなど、比較的よく聴いているほうだと思う。ラジオは、かしこまって聴かなくても、聴きたいところだけ聴いておけばよいから、気が楽である。 映画や本は、やっぱり、観たり読んだりす…

私的・コロナ禍振り返り(舞台制作編)

Googleフォトには、数年前の同じ日に撮った写真を一番上に表示してくれる機能があって、コロナで中止になった公演の会場を下見に行ったときの写真がたくさん表示されていた。コロナ禍もいつの間にか終わりを迎えていて、最初に公演が中止になってから、だい…

イラッとすると、ついついゲームしたくなっちゃう病

タイトルの通りである。 どうも、ストレスが溜まると、わたしはゲームをしたくなってしまう。これといって楽しいとか、そういうわけではないのだけれど、「ストレスが溜まったらゲームの世界に逃避せよ」というような指示が、おそらく、青年期くらいから、わ…

演劇のチケット代や、読書会についての覚え書き

10月は、わりと、働いていた。わたしは、これまで平日(働く日)よりも休日のほうが多い生活しかしたことがなかったから、はじめての働く日の方が多い10月は、身体がなかなかついていかず、2回も体調を崩してしまった。自分の専門性が発揮できる仕事はたのし…

はたらく「かお」、ちがった「見え」

9月末で大学院生を終えて、労働の日々が始まった。とくに10月限定で、いろいろ仕事を詰めすぎていて、研究や芸術のことは全然進まなかった。それまでは、「学振」の特別研究員として給料をもらって研究していたし、そのもっと前(2020年まで)は演劇の劇場周…

よるべなし、ひとりなんとか

「ひとりなんとか」をやりたい。というか、やる、やることになっている。「なんとか」というからにはなんでも良いのだけれど、おそらく演劇のようなことになるのではないかと思う。ギターになるかもしれないし、踊りのようなものになるかもしれないけれど、…

こころをマネジメントしない

「アンガーマネジメント」という言葉、ちらほら耳にする言葉だけれど、あんまり、わたしは馴染めない感じが、どうしてもしてしまう。 そこで言われているのは、(基本的には)業務を円滑にするために、自分で怒りをコントロールしよう、というような話で、な…

自由にしゃべりたい

zoomでの読書会を始めてから、一年と少しが経とうとしている。月に2回くらいのペースで開いている読書会で、人文系の入門書(いまは「贈与論―資本主義を突き抜けるための哲学―」という本を読んでいる)を読んで、本を読んで思ったこととか、自分の体験談とか…

演劇部の思い出の覚え書き

人生最後の夏休みがはじまった。博士号が取れたのはいいものの、生活は、ちっとも豊かにはならないし、勉強したいことも、しないといけないことも尽きないので、押し潰されそうになったりもする。生活をすることと、研究をすることの両立は、この国では、と…

Ph.D.を取りました(SophiaをPhiloすることをdocereするということ)

調査に協力していただいた方々や、研究会などでコメントを頂いた方々、また、さまざまな形で応援・サポートしていただいた方々のおかげもあり、昨日、Ph.D.(博士号)が取れることになりました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。 ----- P…

演劇創作における、ポリシーのような、やり方のような、もの

今日は、わたしが作品作りに関わらせていただくときの、関わり方について、ある程度文章にしておきたいと思います。 というのは、以前わたしが所属していた劇団の主宰の方が、最近のnoteで「鈴木(私)が、公演のプロデューサーとして、とにかく新しい演劇を…

からだのやさしさから考えたい

「やさしさ」を明文化したり、ルール化したりすることに対して、警戒していきたいと思う。 「やさしさ」って、そもそもそんなに簡単に言葉にできるものじゃないというか、「これこれのルールを守っているから優しい」とか、そういう話ではなかったと思うのだ…

勉強のこと

博士論文の提出が終わって、悠々自適の生活を送っている。おそらく、今年の夏は、わたしにとって、人生最後の、まとまった夏休みになるのだと思う。 20代前半の間、あちこちに顔を出しては、いろいろ勉強した気になっていたのだけれど、結局のところ、一人で…

劇場の外、に目を向け続けたい

「音」とされてしまう「声」に、耳を傾け続けたいと思う。 以前、東京芸術劇場で上演された、「弱いい派」と呼ばれた小劇場劇団の作品集、芸劇eyes番外編vol.3.『もしもしこちら弱いい派 ─かそけき声を聴くために─』に寄せて、つぎのような評を書いたのだっ…

ツチノコを探しに出かけたい

「ツチノコさがし」をしてみたい。 わたしはツチノコが居るのかどうかはちょっと分からないけれど(たぶんいないと思うのだけれど)、「ツチノコさがし」には、ちょっと憧れがある。 高尾山のあたりに集まって、みんなで、いるかどうか分からないツチノコを…

「批評のインフラ化」についての覚え書き(独立した相互批評のネットワークを作ることができるだろうか)

「批評のインフラ化」というのは,演劇批評家の植村朔也さんが『月がきれいですね』に寄せた批評のなかで用いた言葉である. 演劇の上演団体が,公的な助成金を獲得するにあたっては,批評を書いて「もらう」ことが効果的であり,批評は,上演を経済的に成立…

あたらしいモノ好きをやめる

生活でも、なんでも、あたらしいモノやアイデアにわたしは飛びついてしまいがちなのだけれど、つくづく、気をつけたい。 勉強してからでないと何かを始めてはいけないとは思わないけれど、なにかについて語ったり、作品のための材料にするためには、やっぱり…

結婚と家族について、あれこれ(マイルドな排除にあらがいたい)

どうも、既存の結婚制度について、私はあこがれが持てないでいる。 今年の4月から、パートナーと半同棲のようなことを始めた。世間一般だったら、つぎのステップとして同棲、やがては、結婚が待ち受けている、ということになるのだろう。 周りの同世代の友人…

つくりたいシリーズ②:集団で迷子になる

「コミュニケーション能力」という言葉は、本来目的だったはずの「コミュニケーション」を、目的達成のための手段にしてしまうところがあると思う。 たとえば、「合意」を得るための手段として、コミュニケーション能力が必要である、というように・・。 だ…

クセのはなし、キーボードを叩いて文字を書きたくなる

博士論文の最終的な〆切が、日に日に近づいてきていて、余裕がなくなってきている。 余裕がないときほど、ブログなり、noteなり更新したくなってしまう。 ストレスが溜まると、マラソンをしたり歌を歌ったりする友だちがいるけれど、わたしは、どうでもいい…

つくりたいシリーズ①:「おさんぽ団」をつくりたい

「おさんぽ団」をつくりたい。 知っている人や、知らない人と集まって、おさんぽがしたい。 当日は、みんなで適当な場所に集まって、目的地を話し合って決めて、そこに向かってひたすら歩きたい。 そんで、Google MAPとかは見ずに、ひたすら、ずんずん歩いて…

noteから引っ越してきました

いまどき、ブログを移転することを「引っ越しました」とか、言うんだろうか。 これまでやっていたnoteから、いま、はてなブログへと引越した。 このnoteは、大学院に入った最初の年から書き始めているから、ちょうど、5年ほどアカウントを動かしていたことに…